19日、『Daily Telegraph』は「イタリア代表MFアレッサンドロ・ディアマンティの獲得は、オーストラリアサッカー連盟に拒否された」と報じた。
EURO2012で鮮烈な活躍を見せつけ、世界屈指のレフティとして名を上げたアレッサンドロ・ディアマンティ。
しかし2014年にボローニャから中国の広州恒大に移籍した時から徐々にペースを崩し、フル代表からも離れてしまった。
中国からフィオレンティーナ、ワトフォード、アタランタとレンタル移籍を繰り返すも全盛期ほどの輝きはなくなっている。
その彼の獲得に向かっていたのが、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ヴィクトリーである。
今季からオーストラリアで制定された「フルシーズン・ゲストマーキープレイヤー」制度。リーグにより多くスター選手を引き込もうという狙いがある。
そのための基金も設立され、この制度に合致する取引ならば連盟側から補助が出されるという画期的な方式となっている。
それによってメルボルン・シティは既にオーストラリア代表FWティム・ケイヒルを獲得しており、先日はロナウジーニョやディエゴ・フォルランの噂も。
Aリーグが狙う二人の超スター!あの元J戦士まで? https://t.co/ntWNas6jFx pic.twitter.com/IIqpuxXeDF
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年8月14日
しかし、メルボルン・ヴィクトリーが申請したディアマンティの獲得計画は、連盟側によってこの制度に合致しないと判断されたという。
記事によれば理由はマーケティング面での基準であり、つまり「ディアマンティでは客が呼べない」と考えられたわけである。
ただ、メルボルン・ヴィクトリーはこの制度を使用しない形での獲得が可能かどうかを判断している状況にあり、まだ諦めているわけではないようだ。