グレン・ホドル

「もし他のクラブで2年間フルシーズンを戦っていたら、少なくとも60試合にスタメン出場しただろう。そして彼のことをよく知ったはずだ。

イングランド代表に入るような活躍を見せたならば、この国にとっても本当に素晴らしい事になったはずなのだ。

今、アントニオ・コンテは彼を1試合しか使っていない。それはカップ戦だ。もうロフタス=チークは21歳になる。3年間で80~90試合は起用できるチャンスがあった。

私が21歳の時は1978年だ。トッテナムで104試合に出場し、スタメンで102試合プレーした。私の経験は特別ではない。単純に、その時代がそうだったのだ。

もし人々が『チャンスを与えてもいい』と考えるヤングスターならば、18歳であっても使われる傾向があった。

したがって、マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードを見ていると、彼は今後数年間でロフタス=チークの道をたどるのではないかと心配しているのだ。

彼は木曜日にスタメンで出場したが、良いようには見えなかった。まあ、チームメイトにもいいプレーをしている選手はいなかったが。

マンチェスター・シティ戦では素晴らしい形で入ってきて、ハル・シティ戦でもゴールを決めていたのだが。

しかし、ラッシュフォードがマンチェスター・ユナイテッドのファーストチームでクリアな道筋を与えられているようには見えない。

彼には21歳までに100試合のスタメン出場が与えられるだろう。しかし、その3年間は選手としての成長に決定的な影響を与える。もしベンチにいて、時々入るだけならば、学習にならない」

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