そんななでしこジャパンは、準々決勝のイングランド戦でも美しい行動を見せてくれた。
3-0と完勝し準決勝進出を決めたリトルなでしこたちは、やはりこの試合でも敗れたイングランドの選手を励ましていたようだ。
FIFAによれば、イングランドの選手は日本のロッカールームを通り過ぎる際に「おめでとう!あなたたちは素晴らしいわ。グッドラック!」という声をかけたそう。自分たちを慰めてくれた日本に対して、感謝の気持ちがあったのだろう。
イングランド代表のジョン・グリフィス監督はこの件について、「そういったことを知って、私はとても誇りに思う。とても重要なことだ」とコメント。また、リトルなでしこの選手たちが見せたフェアプレーに対して、以下のように話している。
ジョン・グリフィス(U-17女子イングランド代表監督)
「日本の選手たちはピッチ上でもピッチ外でも、本当に素晴らしい振る舞いを見せた。
彼女たちは、審判に深入りすることはなかった。全ての人に、リスペクトを持って接していた。
結果として、いくつかの新しい称賛を手にしたと思う」
世界でもトップクラスの実力を持ちながら、対戦相手への敬意を忘れずひたむきにプレーするなでしこの選手たち。
優勝による大会連覇はもちろんだが、3大会連続となるフェアプレー賞の獲得も目指してほしいものだ。