圧倒的な資金力で勢いに乗る中国サッカー界。
クラブと比べて代表チームは成長半ばと言われるが、指揮官はあのマルチェロ・リッピだ。今後、日本にとっても手強い存在となってくるはずだ。
そんな中国が代表強化のために、新たなトーナメントを設立するようだ。
#Croatia to play at inaugural China Cup in Jan 2017, alongside hosts China, Copa America champions @LaRoja and @footballiceland . #BeProud pic.twitter.com/kGFQDVn2D6
— HNS | CFF (@HNS_CFF) 2016年11月22日
その名も、「中国杯」。
海外のチームを招待して行う国際トーナメントで、中国の巨大コングロマリット「大連万達」が協力していることから、「中国版キリンカップ」とでも言えるだろうか。
第1回大会が2017年1月にスタートし、中国南部の広西省で行われる。4チームがトーナメント形式で対戦し、3位決定戦も行われる。
初回となる第1回大会にはコパ・アメリカ・センテナリオの王者チリ、EURO2016で躍進したアイスランド、さらにはクロアチアの3チームが出場するという。
これら3チームはいずれもFIFAランキングで25位以内につけており、チリにいたっては6位の強豪だ。
2017年の1月はインターナショナルマッチウィーク外であるため、強豪クラブの選手は招集することが難しいが、それでも中国としては貴重な実戦の機会となるだろう。
今後は開催時期をインターナショナルウィーク中に移していくことが考えられる。そうなった場合、「キリンカップ」を開催する日本にとってはマッチメイクに関して“競合”となるかもしれない。
なお中国は来年12月、東アジアカップで日本と対戦予定である。