ソクラテス
ジーコ、ファルカン、トニーニョ・セレーゾ、そしてソクラテス。1982年ワールドカップでブラジル代表の「黄金の中盤」を作り上げた長身MFである。弟のライーも名選手として知られる。
医師免許も持つインテリとしても知られており、引退後は政治家やコラムニストとしても活動した。
しかし、長年の飲酒によって体調を崩し、2011年には入院。12月に多臓器不全による敗血症性ショックで息を引き取っている。
ポール・マクグラス
1982年にセント・パトリックス・アスレティックからマンチェスター・ユナイテッドへと加入した、アイルランドとナイジェリアのハーフ。
しかし、1986年に就任したアレックス・ファーガソン監督の下でそのキャリアは壊れてしまう。怪我に加えてアルコール依存症が発覚したことで関係が悪化し、1989年にアストン・ヴィラへと放出された。
そこで彼は復活を遂げることになるが、自伝では「アルコールによって一時期キャリアはほとんど終わっていた」と証言している。
ポール・ガスコイン
未だにイングランドで最も才能豊かな選手だったと評価される「ガッザ」は、アルコールの魅力に取り憑かれた天才の1人だ。
引退後は何度も飲酒によってのトラブルに見まわれ、依存症の治療のために入退院を繰り返してきた。元妻への暴行、元彼女への嫌がらせ行為なども問題となった。
今年1月からは真剣にアルコールからの脱却を図るためにリハビリセンターへの長期的な入院を行い、最後のチャンスに賭けている。