FW部門「パワフルなストライカーが目白押し」

激戦区のフォワードは、三島康平と荒田智之が2トップを形成する。

圧倒的な空中戦の強さでターゲットとして君臨した前者は、昨季途中に松本山雅へ活躍の舞台を移した。移籍の一報を耳にした時は、寂しい気持ちと誇らしい気持ちが同居したことを思い出す。

ゴールを量産しブレイクした後者も記憶に残るプレーヤーだ。ジュビロ磐田やファジアーノ岡山等でプレーし、現在はAC長野パルセイロに所属している。

次点は、松本のエース・高崎寛之と町田でプレーする吉田眞紀人。

前者は巧みなポストプレーが売りの本格派で、浦和からレンタルで加入した2009年に19ゴールを記録。その後鹿島アントラーズ等でプレーし、現在は松本のエースストライカーとして活躍中だ。

名古屋で伸び悩んでいた吉田を蘇生させたのは柱谷哲二氏。10代の頃から将来を嘱望されていたレフティーモンスターは、プレッシャーの少ない水戸で伸び伸びとプレー。2014年に11ゴールをマークし、2016年にジェフ千葉へ引き抜かれた。

現チームでは、ここまで10ゴールをマークしている林陵平と圧倒的なスピードを武器に大ブレイク中の前田大然が注目を集めている。

特に後者はその存在が戦術となっており、快足を活かしたプレッシングは脅威そのものだ。このまま好調を維持すれば、レンタル元の松本へ帰還し、高崎・三島と共に攻撃を担うことになるだろう。恐らく水戸でのラストシーズンとなるはずの背番号38の快足を目に焼き付けておきたい。

2017/06/17 written by ロッシ


筆者名:ロッシ

プロフィール: 1992年生まれ。1998年フランスW杯がきっかけでサッカーの虜となる。筆者の性格は堅実で真面目なため、ハビエル・サネッティ、長谷部誠、ダニエレ・ボネーラ、アルバロ・アルベロア、マッティア・カッサーニにシンパシーを感じている。ご意見・ご感想などありましたら、ツイッターアカウントまでお寄せください。

ツイッター: @antelerossi21

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手