「そして、この道のりで選手たちが最も重要な要素になります。
選手たちにとってのワールドカップです。選手たちのためのワールドカップでもありますけれど、ワールドカップの3週間前に準備を始めては遅すぎます。この合宿から準備は始まります。
もちろんそれぞれのクラブで、それぞれのやり方でワールドカップのことを考えながらプラスアルファの努力をしてもらいたいと思います。
非常に心配なところは、怪我人が多いことです。そして今回の合宿に向けて追跡した選手の中にも3人怪我人がいます。
柴崎岳、大島僚太。そして、最近好調だった横浜の齋藤学も候補の一人として考えていました。そして、彼らより前に怪我をした選手たちもいます。その怪我人というのは大きな問題になることもあります。
そして、海外でプレーしている選手たちは不運なことにポジション争いで苦しんでいる選手が多いと思います。まず、クラブでのポジションを勝ち取る努力をしっかりしてもらいたいと思います。
何人かの選手たちとは話をしました。そして、それぞれのクラブで試合に出なければ、ワールドカップのメンバーは確約できないという話をしました。
ロシアで結果を残すために、選手一人一人がそれを念頭に努力をしないといけません。
以前にも言いましたが、我々の第3段階に突入しています。ワールドカップです。これが最も厳しく、最も難しい場面です。
しかし、最もエキサイティングでもあります。世界最高だと言われているチームと対戦するチャンスがあるわけです。
そのようなチームと対戦すれば、自分たちの弱点も見えてきたりします。より弱いチームと言われているところと対戦すれば見えないところも見えてきます」