「迷える若者よ、筋肉を鍛えよ。さらば救われん」

朝7時に家を出た筆者が向かったのは、サウルコスの「聖地」として知られるテクノポート福井。

メインスタジアムではあの高原直泰氏が選手兼監督兼代表を務める沖縄SVと、優勝候補の一つと言われる鈴鹿アンリミテッドの試合が行われる。

しかし、どちらかというと筆者の目当ては日本中で話題の「フィジカル革命」いわきFCである。

UNDER ARMOURの支援のもと、選手のフィジカルを徹底的に強化し、福島県リーグを席巻。無傷の7連勝に加えて66得点0失点というとんでもない成績だ。

テレビでは試合を見たが、やはり生で目にしたい…。そんな筆者はサブグラウンドの方に足を運んだぞ!

(※いわきFCサポーター多し!高速道路なら7時間くらいかかるはずだが…)

全社はどうしても遠征サポーターが少なくなる傾向があるのに、赤いユニフォームを来たファンの多さと言ったら!

これだけでもいわきFCが今持っている「熱」の凄さを感じられるところだが、試合の方も。

対戦したエリース東京は、今季最下位で降格したとはいえ関東サッカーリーグ1部。2段階格上のディヴィジョンに所属しているチームだ。

その相手に対して、まずとにかく競り合いで遅れを一切取らない!ハイボールも圧勝で、走り負けもしない。

コンタクトプレーでなかなかファウルを取らない審判だったこともあり、試合の大半はいわきのペースになった。

エリースがコンタクトで不安を抱えれば、どうしても局面に人数をかけなければならなくなり、どこかのバランスが崩れていく。

野猿「叫び」のチャントが流れるなか、まさにヒトの野性を生かしたいわきの力を見せられた気がした。

前半のうちに3-0とリードしたいわきFCは、5連戦を考える中で選手を入れ替えて温存。後半はやられる時間もあったが、1点を追加し4-0で快勝した。

そして@iekiek1984さんによる名言が生まれた。うん、これ以上の言葉は思いつかないなオレ…。

【次ページ】甘エビが…