― 海外サッカーを見ていてスゴイと感じる選手、プレーはありますか?
あまり見ないので選手は特にいないのですが、プレーに関してはスピード感や迫力が違うと感じます。J1と比べても、常に前を意識しながら守備でもボールを狙っているというか。技術があって前にも速い。見ていて面白いですね。
― 2020年の東京五輪世代ですが、東京五輪という大会をどのようにとらえているでしょうか?
目標の一つであり出場したいですが、サッカーの場合はその先があるので、2020年の前にA代表も狙っていきたいです。五輪は世界を感じることができる舞台ですし、大会までに海外へ移籍できていなければ、そこで結果を残して海外へという気持ちを持っています。
― 海外でプレーすることを見据えた上で、自身の課題と感じる部分があれば教えてください。
「結果」で評価されるのが海外だと思っています。どんなプレーをしても、得点を決めればヒーローになれる。そのための技術を上げるのが一番ですが、それに加えて自分の持っている特長、泥臭さや球際、前への推進力などを伸ばしていきたいです。
― 最後にスパイクについてうかがいます。FWで「エース」を履いている選手は正直珍しいと思うのですが、どの辺りが気に入ったのでしょうか?
フィット感ですね。このモデル(エース 17)を最初に履いたとき、すごく足にフィットして、ボールタッチがしやすかったんです。それで愛用しています。スパイクは薄くて固いアッパーが好きで“素足感”みたいなところを重視しています。
― ちなみに、好きな色は?
黒、あと白ですね。ファッションも白黒系が多いです。カラフルなものが好きだった時期もあったんですが、落ち着きました(笑)。
落ち着いた語り口のなかに、ピッチそのままのギラギラした思いをうかがわせた岩崎。
4月の大分トリニータ戦で記録したプロ初ゴールを見ても明らかなように、得点感覚では世代でも屈指のものを持つ。
プロ1年目は高校時代と違うポジション・役割を担うことが多くなかなか持ち味を発揮することができないが、これも良い経験となるはず。
闘莉王や大黒といった元日本代表選手にも揉まれながら一歩ずつ成長する19歳のFWに注目だ。