第5位:植田直通(鹿島アントラーズ)

総合力:★★★★★
将来性:★★★★★
貢献度:★★★★

第4位:ク・ソンユン(北海道コンサドーレ札幌)

総合力:★★★★★
将来性:★★★★
貢献度:★★★★★

第3位:川辺駿(ジュビロ磐田)

総合力:★★★★★
将来性:★★★★
貢献度:★★★★★

第2位:井手口陽介(ガンバ大阪)

総合力:★★★★★
将来性:★★★★★
貢献度:★★★★

第1位:中村航輔(柏レイソル)

総合力:★★★★★
将来性:★★★★★
貢献度:★★★★★

ここからベスト5となるが、5位はA代表にも2年9ヶ月ぶりに招集された植田直通。

シーズン途中には人生において初めてとなる「負傷離脱」を味わったが、復帰後はさらなるエンジンがかかったかのような活躍。恵まれた身体能力を活かした圧倒的な対人能力はJ最高峰にあり、空中戦においては、数々の勝利を収めた。まだまだ荒削りな部分があるが、それだけに先も楽しみだ。

そして4位には、16年ぶりのJ1残留を決めた北海道コンサドーレ札幌のゴールマウスに鍵をかけたク・ソンユン。

シーズン後半戦にゴールラッシュを見せたジェイのインパクトが強かったが、「残留の立役者」といえば、彼の名前を挙げざるを得ないだろう。誰しもがゴールを覚悟するようなシュートに対してもビッグセーブを連発。チームが勝点を獲得した試合では必ず彼の働きがあった。

続いて3位だが、今季瞬く間にチームのキーパーソンへ進化を遂げた川辺駿だ。

元々その優れた攻撃センスに定評があったが、ボランチというポジションで覚醒。サッカーセンスを感じさせるボール奪取からそのまま敵陣まで運ぶドリブルは、幾度となく観衆を湧かせた。このポジションとしてはリーグ最上位である「4得点5アシスト」という数字面での結果も残しているが、更なる爆発も期待できる逸材だ。

2位は少々迷ったが、日本代表においてもその地位を築き始めた井手口陽介。

Jリーグにおけるパフォーマンスは、低迷するチームの影響もあり、評価が分かれるのも事実だろう。ピンチに繋がるボールロストやパスミスが見られたり、消える時間が多い試合も正直あった。だが、その一方でこのポジションにおいて彼を上回る能力を持った選手を探すことが難しいというのも事実だ。最終予選で日本をW杯出場に導いた超ゴール、ブラジル、ベルギー戦で見せた物怖じしないプレーなどは、国内規格から少しはみだしている感すらある。

最後に1位だが、ここは文句なしで柏レイソルの守護神、中村航輔にすることにした。

ゴールキーパーに求められる能力を満遍なく備えているが、とりわけ必要不可欠である「絶対に止める!」という気迫を感じさせるオーラは、もはや若手の“それ”ではない。イーブンなボールに対する処理判断、守備から攻撃へのポジティブトランジション、ディストリビューション能力の面などはまだまだ成長の余地もあり、その後の進化からも目が離せないだろう。

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