久保建英(FC東京):編集部O
Jリーガーであれば途中出場で流れを変えられる選手として、久保建英を推したい。
16歳ながらピッチ上での判断力はすでにJリーグでも上位。状況に応じた自らの役割を瞬時に導き出し、タスクを担うことができる。
フィジカル的には半年後も当然足りない部分が大きいと思われるが、一方で彼には非凡なテクニックや決定力だけでなく、左足のプレースキックという武器もある。
次のワールドカップや2020年の東京五輪を見据えつつ、戦力としても期待できる逸材だ。
大島僚太(川崎フロンターレ):編集部H
国内組で臨んだ先月のE-1選手権は内容・結果ともに厳しい結果に終わったが、彼のプレーだけは別格だった。
ハリルのA代表はオーストラリア戦での勝利以来骨格が見えてきている。しかし、その過程において香川、本田らが外れ、ややもすれば“変化”に乏しいチームと言えなくもない。
そこに打ってつけの人材が昨季「10番」として川崎をJ1制覇に導いた大島であろう。彼は一見すると強度が足りない選手に映るものの、涼しい顔で何度もボールを奪い、そこから広い視野と創造力によってチーム全体を活性化させる“魔法”を持っている。
E-1選手権では残念ながら大会途中に負傷してしまったが、僅かな時間の中で見せた大島の“魔法”をハリルは決して忘れていないはずだ。彼が今年のロシア大会で先発に名を連ねても不思議ではない。