村井 満(Jリーグ チェアマン)
「また、なかなか短期間では難しいことですが、スタジアム建設等で、サッカーの発展にとても重要なスタジアムが、現状は主に行政主導もしくはクラブ主導で動いていただいております。
私のイニシアティブで加速できたとはいえないと思っており、そのあたりの環境整備については、まだまだ力不足だと感じております。
また、組織内部の話ですが、まずは組織の形態を整え、ガバナンスを整えることに注力し、時間を要してしまい、世界のプロリーグに比べると、経営人材を含む各分野でプロフェッショナルがまだまだ不足しています。
本来、人材系の畑出身の私としては、不本意です。こうして数え上げるとキリがないと思っております」
明治安田生命やDAZNとの大型契約の実現、1ステージ制の復活など、チェアマン就任後様々な改革を行ってきた村井氏。Jリーグにもたらしたポジティブな様子は多く、ファンの間でその評価は高い。
しかしそれでもACLにおけるストレートイン枠の減少や、新スタジアム建設のサポートなどには満足していないよう。
さらには組織内の人材育成が進んでいないことについては、元リクルートという立場から「不本意」に感じているという。