そして、ヘーレンフェーンでのプレー経験を持つもう一人の選手はクエンテン・マルティノスだ。

マルティノスは1991年3月7日生まれの27歳。

柔軟なドリブルと正確なキックを武器とする左利きのアタッカーで、守備への献身性が高く運動量も多い。横浜F・マリノスでの活躍を受け、今季から浦和レッズに活躍の場を移した。

そんなマルティノスは、実はヘーレンフェーンのユース出身。

2010-11シーズンにトップチームデビューを果たすと、2シーズン在籍。しかしなかなか出場機会に恵まれず、翌年にはスパルタ・ロッテルダムへとローン移籍し、その後はハンガリーやルーマニアを渡り歩いた。

ヨン=ア=ピンとマルティノスはそれぞれスリナム、キュラソーにルーツを持つが、ともにオランダでプロデビューを飾り、現在は日本でプレーしている。こうした不思議な巡り合わせが実現するのも、サッカーの素晴らしさと言えるだろう。

【厳選Qoly】新潟愛は永遠!アルビレックス新潟が「世界」に送り込んだ“最強”日本人6名