前田直輝(名古屋グランパス)
今、Jリーグでもっとも輝いているレフティだろう。
この夏名古屋グランパスへ加入した前田直輝は、持ち前の技術とキレのあるドリブル、そして決定力を武器にチームを牽引する存在となっている。
東京ヴェルディの下部組織時代から“実戦的なプレーヤー”として評価が高く、プロ3年目の2015年には、自身初のJ1となった松本山雅で優れたパフォーマンスを見せつけた。
翌年移籍した横浜F・マリノスでは時折強烈な個を見せるにとどまったが、今シーズン松本へ復帰すると、同じ苗字を持つ前田大然とのコンビが話題となり、わずか半年で引き抜かれるに至った。
名古屋では得点ランキングトップのジョーと良い関係性を築いており、ここまで10試合で6ゴールを記録。23歳の攻撃的MFは才能をいかんなく発揮している。
日本代表の新たな“10番”として期待される中島翔哉は、ヴェルディユースの同期。安在和樹(サガン鳥栖)や吉野恭平(サンフレッチェ広島)など、6人がトップへ同時昇格した「ヴェルディ黄金世代」から2人目のA代表選手が誕生する日は近そうだ。