ヴィクター・モーゼス
ダニー・ドリンクウォーターと同様に、選手を固定したがるマウリツィオ・サッリのマネジメントの犠牲となっているのがヴィクター・モーゼスだ。
コンテ指揮時に右ウイングバックとして新境地を開くと、プレミアリーグ制覇に大きく貢献するなど不可欠なピースとして数えられていたが、4-3-3を使う現監督のシステムには居場所が見つけられていない。
今のフォーメーションに組み込もうとした場合、本来の適正ポジションである右ウイングもしくは代案として右サイドバックが挙げられる。しかし、マウリツィオ・サッリはナポリ時代から右ウイングにはストライカータイプ、右サイドバックにはインテリジェンスのある選手を好んで起用していたため、非常に分が悪い。
前回のワールドカップを最後にナイジェリア代表からの引退も発表したため、試合勘も心配される。
冬のマーケットで自身に合ったシステムを採用するチームへ移籍する流れが自然か。
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