2004年アテネ五輪 松井大輔
五輪発祥の地ギリシャに五輪が帰ってくる――そんな記念すべき大会で「10番」を着用したのが松井大輔である。当時所属していた京都でも10番を付け、既にA代表デビューを飾っていた。
ただ大会ではパラグアイ、イタリアに1点差で負け、ガーナ戦で勝利したもののグループリーグ敗退。山本昌邦監督の「人間力」というキャッチフレーズが独り歩きする格好で批判の的になってしまった。
松井はその後フランスで『ル・マンの太陽』とも呼ばれるなど欧州で長く活躍。日本代表には2006年のドイツ・ワールドカップこそ怪我もあり落選したが、2010年南アフリカ大会では右サイドのレギュラーとしてベスト16入りに貢献している。