汰木康也(モンテディオ山形)

今季の山形は守備のチームでありながら2列目にはテクニシャンが揃った。その中でもドリブルの技術にかけては天才的ともいえるのがこの汰木だ。

横浜F・マリノスの下部組織出身、2種登録されながら高校卒業後の2014年にモンテディオ山形へ加入し、今季も30試合以上に出場した。

来季は浦和レッズへの加入が決定しているが、これには筆者は少々驚いた。というのは彼は山形ではスーパーサブとしての位置づけであり、ほとんどが途中出場であったからだ。確かにドリブルはすさまじしいのだが一方で守備面やプレッシャーがある状況で得点を取るということに関しては課題もある。事実、今季のJ2での得点は2と多くない。

だが、一方でJ2以下で足元を得意とする選手には珍しい180cm以上の長身でイケメン。徐々にではあるが中でのプレーも慣れてきた印象だ。天皇杯ではJ1王者・川崎フロンターレを撃破する立役者にもなりJ1でやってくれそうな雰囲気は十二分にある。原口や武藤の後継という見方も早くもあり期待をしたいところだ。

ちなみに公式サイトによるとハムスターを飼っているそうだ。

堀米勇輝(ヴァンフォーレ甲府)

ヴァンフォーレ甲府の下部組織出身で、J1でもすでに30試合以上の経験を持つ。一度は京都に完全移籍をしたが2017年に甲府へ復帰し今季も高い実力を示した。

168cmと決してサイズはないがスペースのないところでもプレーできる攻撃的MFで俊敏で技術があり判断力も伺わせるようなスケール感を感じる。一部ファンからは「甲府の至宝」とも呼ばれプラチナ世代の1人でもある。

シーズン終盤は出番がなかったが、キャプテンマークを巻いた試合もあり実力や存在感は間違いなく高い。来季は千葉への電撃移籍が決まったが、J1でも見てみたい選手だ。