日本がグループ2位になったら…グループB2位と対戦

グループB2位:オーストラリア

日本と対戦する可能性が出る条件:第3節シリア戦で引き分け以上

グループステージ第1節:ヨルダン戦 0-1 ●

グループステージ第2節:パレスチナ戦 3-0 ◯

初戦でヨルダンに手痛い敗北を喫したオーストラリア。とはいえ、中東の暑い気候に弱いことはよく知られており、しかもメディアの関係で2試合とも昼開催となれば、苦戦は必至である。

ポステコグルー体制で組み上げられたポゼッションサッカーは、グラハム・アーノルド新監督を招聘してからも変化はない。そもそも、今のオーストラリアにはケネディのようなパワー系FWはほとんどいない。

それもポステコグルーら新世代の監督がAリーグで作ったパスサッカーブームから10年が経っており、ハイボールに対応できるのもサブに入っているヤヌくらいである。

それもあってどうしてもがっちり守られると苦しく、ヨルダン相手には中途半端なプレーからピンチを作ってしまった。

反省して臨んだパレスチナ戦ではサイドから徹底的に仕掛けることを強調し、いきなりの枠内シュート2本で2ゴールという効率性で勝利への道を歩むことに成功した。

絶対的司令塔のアーロン・ムーイがメンバーから外れてしまったため、ゲームを作れる選手はいない。その分ウイングのメイビルらの飛び出しやドリブルが攻撃の鍵を握っている。

ストライカーのジェイミー・マクラーレンはそれほど高さがないが、地上戦での得点力は高い。彼へのボールを遮断することが重要になるだろう。