戦術

カタール戦では外に追い出されてしまったが、本来はウイングから中に入ってくるアル・ドサリを中心としたピッチ中央での崩しを得意としているチームだ。

なぜかと言えば、そもそもアル・ムワラッドは高さがない選手であり、サブにもクロスに合わせるのが得意な駒はいない。ワイドアタックばかりをやるのは決して有効ではない。

ペースを握れば非常に強力な攻撃を見せられる。北朝鮮戦では試合を完全に試合したし、レバノン戦でも守ってきた相手を崩して見せた。

しかし、ウイングのスピードと得点力、ピッチ中央でのパスワークを抑えられると、カタール戦のように「意外とゴールが入らない」という状況になるのは容易に想像できることだ。

しかも守備陣がいくつかの大きなミスを犯し、それによって失点を喫してしまった。夏に大きく入れ替わった最終ラインはまだ不安定であることを覗かせており、日本代表にとっても狙い所になりそうだ。