プレースタイルは?
選手としての彼は、174cmと大柄ではないもののポジショニングに優れ、左右両足、頭とどこからでもゴールを奪えるハンターだ。
かつて“ロマーリオ級”のゴールを決めたことは取り上げたが、小柄でちょっとお尻が出ているところや、低い重心での安定したボールコントロールとゴール前での高い決定力はその本家を彷彿とさせる。
ガンバ大阪との開幕戦ではちょこんと浮かしたゴールを決めているが、これはまさにロマーリオが得意とするプレーであった。
一方、バイーア時代はウイングとしても起用されており、点取り屋以外の役割もこなす。それが人もボールも動き、畳みかけるような攻撃サッカーを展開するマリノスでフィットしている理由かもしれない。
すでに開幕2試合3ゴールを記録しているが、三好、天野、仲川、マルコス・ジュニオールらから供給される好機の数を考えれば20ゴールを十分に狙える人材といっていいだろう。