安部は他の二人と同格か

また、3名についてさらに触れれば、久保、大迫の今季のプレー内容、将来性は間違いなくA代表の招集に値する。

一方、U-19代表の「10番」だった安部は昨年、新人王に該当する「ヤングプレーヤー賞」を受賞し年末のクラブワールドカップでも活躍したものの、飛躍を期待された今季は開幕から低調で期待を裏切っている。

先日初ゴールを記録しようやく調子を上げつつあるかもしれない。しかし現時点でA代表の招集に値するかといえば久保、大迫に比べると疑問符がつくのも事実だ。

また、彼のポジションである左サイドは中島翔哉の他にも多数のライバルたちがいる。例えばドイツ2部で結果を残し始めている奥川雅也など他にも優先的に試せる選手たちはいるのではないか。

コパ・アメリカへの提言

もう決まってしまったことはどうしようもない。

そうであれば、筆者はコパ・アメリカに「本気のメンバー」で臨んでもらうことを要望したい。

もちろんアジアカップを戦った主力の招集は難しいだろう。だが仮に主力を招集できないとしても、五輪世代だけのメンバーではなく、Jリーグなどで結果を残している選手たちを集め、本気で勝ちに行く陣容で臨むべきである。

コパ・アメリカはグループ3位でも突破の可能性がある。上手くいけば4試合を戦うことができ、決勝トーナメントからは何が起こるかは分からない。

U-20ワールドカップという晴れ舞台を諦めさせてまで若い3人を飛び級で選んだ意味とは何か。そのことを忘れず、コパ・アメリカのメンバーを編成してほしい。

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