ーー日本でのストリートサッカーの現状はどのような感じでしょうか?

畑中 協会の目的はストリートサッカーを普及させることと競技化を推進していくことです。現状は、協会主催の大会運営やイベント出展を行っていますが、これらの行事のほとんどがボランティアによって成り立っています。

きちんとした運営が行えるようマネタイズしていかなければなりません。また、選手登録、拠点つくり、指導者や審判育成などまだまだ課題は山積みです。

ーーマネタイズはどのようにお考えでしょうか?

畑中 PANNAは、アーバンスポーツでしかもニュースポーツです。全て0から組み立てていかなければなりません。「認知が先なのか」「ものが先なのか」「人が先なのか」など天秤にかけながら、日々試行錯誤しています。

賛助会員などを集めたり、安価なケージの開発などでマネタイズをしていきますが、まずは、Jリーグ含めイベントにて「面白い」と感じてもらう機会をつくり続けていくことやプレイできる場所を作っていきたいと思っています。 

ーー実際に作られたムービーの反響はどうでしょうか?

制作 スタッフみんなサッカー好きだったので、夢中になって作りました。普段の仕事とはかけ離れた感じで取り組みましたが、何より楽しかったですね。若い子たちがたくさん人数きてくれてよかったです。すごいかわいらしい子供の子が、うまかったりするんです。驚きでした。 

畑中 沢山の方がInstagramでシェアなどをしてくれましたし、皆さんかっこいいと言ってくださっています。そうした意味でもストリートサッカーって「面白いアーバンスポーツ」だと再確認できました。 

ーー協会を立ち上げて一年、今後の目標は決まっていますか? 

畑中 夢として、PANNAをオリンピック競技にしたいと考えています。何十年後、20年後、30年後くらいになるかもしれないですけれど…。そうする為には、引き続き、国内での認知拡大や競技人口を増やすことは勿論、広がり始めているヨーロッパと同様に、アジアでも広げていければと思っています。 

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