欧州でスタートした「UEFAネーションズリーグ」。代表チーム同士の親善試合をできるだけ公式戦に変え、その価値を高めようという狙いがあるトーナメントだ。

上位チームにはEURO予選での優遇措置もあるため、それぞれの国がより真剣にインターナショナルマッチウィークに臨んでいる。

しかし『Bild』によれば、現在FIFAの国際開発チーフを務めているアーセン・ヴェンゲル氏は「ネーションズリーグは廃止すべき大会だ」と指摘したという。

アーセン・ヴェンゲル

「我々はUEFAネーションズリーグを廃止し、誰もが理解できるような明確なイベントを作る必要があるよ。

市井の人々に『UEFAネーションズリーグとは?』と尋ねれば、それを説明できるような人間は多くないだろう。

イベントの種類はできるだけ少なくしなければならない。

したがって、ワールドカップとEUROを2年に1回開催することが、おそらく現代の世界に適しているのではないか。

隔年での開催が競争の価値を下げるのではないかという議論もあるが、それはむしろプレーの質に関連していると私は説明する。

結局のところ、毎年やっているUEFAチャンピオンズリーグは誰もが見ているではないか。

個人的には、それは大きな前進になると思う」

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「イベントの種類が多すぎて人々が理解していない」というヴェンゲル監督。さらにネーションズリーグは出場チームがあまりにも多いため、レギュレーションやリーグ分けも確かにわかりにくい…。

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