2020年11月にグレッグ・クラーク前会長が辞任したあと、トップが不在の状態となっているイングランドサッカー協会(The FA)。
クラーク氏は昨年デジタル・カルチャー・メディア・スポーツ会議に出席した際の発言が物議を醸し、その影響で退任。
黒人のサッカー選手を「カラード(色付き)」と呼んだり、南アジア人選手にはIT業界で働くよう勧めたりした。
そのトラブルもあってFAは会長の採用プロセスに時間を要しており、透明性を担保しながら進められてきた。
そして今回『Sky』などが伝えたところによれば、候補にはデビー・ヒューイット氏という女性が入っており、有力な存在になっているとのこと。
"The most effective boards...are ones with cognitive diversity" Debbie Hewitt, MBE https://t.co/B6fTQwS6uY #corpgov pic.twitter.com/PtLdqfO26N
— Board Intelligence (@BoardIntel) September 8, 2016
デビー・ヒューイットは2011年に企業や公共部門へのサービスを表彰されてMBE勲章を受け取っている女性実業家。現在はVISAヨーロッパの非常勤会長を務めている。
FAは今月末までに新しい会長を選びたいと宣言しており、もしそこでヒューイット氏が選ばれた場合、FAの158年の歴史で初めての女性会長となる予定だ。
なお他にもスポーツイングランドの取締役であるクリス・グラント氏が立候補を宣言しており、2011年からFA初の黒人女性理事となっていたヘザー・ラバッツ氏も候補の一人になっていたとメディアで報じられている。
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