この冬にリヴァプールからサウサンプトンにローン移籍した南野拓実。
彼の契約は2024年まであり、ユルゲン・クロップ監督も買い取りオプションの付随を断っている。
そうしたなか『Liverpool Echo』は「南野が“新生”リヴァプールの一員としてプレーできる理由」という記事を伝えた。その内容を要約するとこのような感じ。
Liverpool Echo
「昨季は新型コロナウイルスの影響が甚大だったため、今季は南野にとって本当の意味での1年目になるはずだった。
だが、シーズン繰り下げでプレシーズンは短縮され、フィルヒル・ファンダイクらCB陣の相次ぐ離脱によって、南野は5試合の出場の留まることに。
クロップ監督はチームの軸とフィジカル的要素の多くを失ったことで、センターMFたちを最終ラインにコンバートせざるをえず、南野の起用にもその影響が及んだ。
南野には特性があるが、フィジカル的要素はチームメイトたちと同じレベルにない。身長は175cmで、体躯は華奢だ。
クロップはCB陣が抜けたチームのフィジカルと高さを維持する必要性に触れており、セットプレー(での守備)を懸念していた。
南野の起用が減ったこととサウサンプトンへのローン移籍は、クリスマスの時期にクラブを襲った怪我の危機による予期せぬ副産物だった。
だが、ポジティブなことに状況はもうすぐ変わる」