11日から開幕するEURO2020に出場することが決まっている北マケドニア代表。13日にオーストリア、17日にウクライナ、そして21日にオランダと対戦する。
しかしこの北マケドニア代表チーム、EURO2020に出場する国の中で唯一となる面白い部分がある。それは「この大会に向けた新ユニフォームを使用しない」点だ。
EURO2020のようなビッグトーナメントは国にとってもサプライヤーにとっても大きなチャンスであり、そこに向けて新しいモデルを出してくるのが普通である。
ところが北マケドニアはなんとEURO2016…5年前に使ったモデルをそのまま使うことになったのだ。
その理由は、なんと「新ユニフォームのデザインが納得できなかったから」である。
北マケドニアサッカー協会は5月末にEURO2020に向けた新しいユニフォームを発表したのだが、その色に大きな批判が寄せられた。
『Jako』との契約によって5年ぶりに作られた新デザインであるが、その色は予想よりもかなり濃い赤になっており、これか「マケドニアのカラーではない、ポルトガルのようだ」とファンからの強烈な批判を巻き起こした。
The Macedonian president presented Pope Francis with the new NT jersey today. Only the back of the jersey was released as an official photo. However, journalists also got a look at the front while it was laying on a table.
— Macedonian Football (@MacedonianFooty) May 27, 2021
Odd color. It looks more like what Portugal would wear. pic.twitter.com/Z1GggWGBOD
その結果、5月30日にマケドニアサッカー連盟会長のムアメド・セイディーニ氏が声明を発表。新デザインは連盟の要件に準拠していないと話し、EURO2020では5年前に使用したものをそのまま継続すると宣言したのである。
【写真】北マケドニア代表、ドイツ戦勝利のユニフォームは「2016年モデル」だった
日曜日にEURO2020の初戦を戦う北マケドニア。カタールW杯予選ではドイツを撃破するという金星を成し遂げたチームの「伝統ユニ」にも注目したいところだ。
また、お蔵入りになった新ユニフォームが欲しいというマニアも多そうだが…6月13日から販売予定だったため、一般のユーザーには届きそうにない。
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