ウェンブリーで行われたイングランド対イタリアのEURO2020決勝。
開始わずか2分でルーク・ショウのゴールが決まるも、後半にレオナルド・ボヌッチが同点弾を決める展開に。1-1のスコアで勝負はPK戦に託された。
先攻のイタリアは2人目のアンドレア・ベロッティ、5人目のジョルジーニョが失敗。一方、後攻のイングランドは3人目マーカス・ラッシュフォード、4人目ジェイドン・サンチョ、5人目のブカヨ・サカが連続で失敗。
PK達人ジョルジーニョがジョーダン・ピックフォードのビッグセーブにあったが、その直後にアズーリ守護神ジャンルイージ・ドンナルンマがサカを阻止して勝負は決した。
イングランドはPK戦直前に投入したラッシュフォードとサンチョがともに失敗するなど采配が裏目に。
痛恨の失敗となった19歳サカは敗戦後に思わず顔を覆い、仲間たちが彼を慰めていた。また、まさかの失敗となったジョルジーニョも安堵から感情を抑えきれない様子だった。
Optaによれば、イングランドは主要トーナメント(EUROとW杯)でのPK戦での通算勝率がわずか22%(9戦2勝)。これは、PK戦を3回以上経験したヨーロッパ諸国のなかでワーストの勝率だとか。