――そして、2020年にはおこしやす京都ACに加入されました。その経緯については僕の方の動画でいろいろ喋ってもらったので、手前味噌ながらそちらの方を紹介をする形にしたいと思います。
――そして2年間のクライマックス。引退を表明されて地域CLが待っています。原さんは今までのキャリアの中で昇格したことってないんですよね。最後にそのチャンスが巡ってきた。
去年は地域CLに出られませんでした。思い入れが強すぎて引退を表明してしまったんです。チームとして「原さんのために」とか…は多分ないとは思うんですけど、そういった方向性をつけたい。
僕自身も大好きなサッカーで「もうここしかないんだぞ」と思うためにも引退を決めました。自分にもチームにも刺激を与えたい。勝つためのプラス材料を与えなくちゃいけない。
いろんな葛藤がある中、この環境を与えてもらえた。チームは関西リーグを優勝して、昇格のチャンスを得た。過酷な戦いに向かうにあたり、僕が発信することで注目度も高くなります。
みんなが頑張ってここを勝ち抜くために、昇格するために。多くの方に見てもらってサポートを受けて、応援してもらうために何をすればいいのか…ということばかり考えていました。
俺はもうサッカー人生終えなくちゃいけないんだよ。みんな1試合でも多くやらせてくれよ!勝利に貪欲になってくれよ!と。思いが固まれば強くなるかなと思ったんです。そこに執着して残り試合頑張りたいです。
――今季はJFLとの入れ替え戦もあります。本当は自動昇格ならよかったですね。
逆に考えれば、1試合多くやれます!残りの短いサッカー人生、楽しみながら幸せを味わいたいなと思っています。
――地域CL、最後に歓喜が待っているよう祈っています。
有終の美を飾れるように、僕も少しでも貢献できるように頑張りたいなと思います。
チームや選手だけでなく、多くのサポーターに支えられて…そして「サポーターではないけどファンだよ」という方の力もとても大きいと思います。
「京都サンガを応援してるけど、エスパルス応援しているけど、ファンとしておこしやす京都ACを応援しますよ」という方のサポートもパワーになると思います。皆さんの応援を受けて、全力で勝ち続けたいなと思います。
――笑顔で終わりましょう!
はい、ありがとうございます!
地域サッカーチャンピオンズリーグは、11月12~14日に1次ラウンドが行われる予定。おこしやす京都ACはコバルトーレ女川、バレイン下関、クリアソン新宿と対戦することが決まっている。
果たして原一樹選手の思いは届くのか。おこしやす京都ACは念願のJFL昇格を成し遂げられるのだろうか。