スペインのマドリッドで活動しているモストレスというクラブに所属していたハイメ・ゲレーロ・メソウシという選手が、先週末ギャングの抗争で殺害された。
「ペペ」という愛称を持っていた彼は15歳のサッカー選手としてモストレスのカデーテAのカテゴリに所属していた。
土曜日の午後10時頃、「インテペンデンス」というナイトクラブの入口付近で抗争に巻き込まれ、マチェーテ(山刀)で斬りつけられた…と伝えられていた。
しかし『EL Mundo』の報道によれば、後にこのハイメ・ゲレーロ・メソウシはギャングの一因であったことが判明したという。
ハイメ・ゲレーロ・メソウシ自身も15歳ながら何度も警察に逮捕されていたという前科があり、ラテン系のギャング団であるトリニタリオス・デ・バジェカスに所属していたそう。
彼が死去した際、このトリニタリオス・デ・バジェカスのメンバーがSNSでグループのエンブレムとともに「我々の偉大な戦士、安らかに」など追悼のメッセージが送られ、公園では構成員が集まりグループを表す緑色のキャンドルに火を灯していたとのこと。
この事件はドミニカ系のギャング団である「ドミニカン・ドント・プレイ(DDP)」と、前述のトリニタリオス・デ・バジェカスの抗争であったそうだ。