――予選全体でかなり難しい状況に置かれた。どういう想い?
自分としては、毎回代表に呼ばれたり試合に出るたびに最善の準備をして、その時にできるパフォーマンスを出そうと思っています。
そのパフォーマンスが良かろうと悪かろうとそれを受け入れる覚悟でいましたし、全ては代表チームとしてのパフォーマンスがどうであるかというところなので。
自分のプレータイムが少なかろうとチームが良い方向に進むために…というところを念頭に置いて代表期間中は過ごしていました。
――これからワールドカップ本番までにどういう姿勢を見せたい?
代表チームでプレーできることは常に誇りに思っています。その中でピッチに立って良いプレーする、チームの勝利のためにプレーし続けるという気持ちは変わりなく持ち続けていたいなと思います。
同時にワールドカップ出場が決まって、近々対戦相手も決まって…相手によってメンバー構成というのも影響してくると思うので。いろんな想定をしたメンバーになるとは思いますけど、そこのメンバーに入っていけるように努力していきたいなと思っています。
僕個人の思いはありますけど、一番はやはり日本代表というものが成果を残し続けていくというのは一番の幸せというか目指すべき姿だと思っています。そこに貢献していけるように一個人として頑張っていきたいと思ってます。
――本大会はコンディションが大事。ピークを持っていくためには?
未来のことは願望はあっても予想はできないのでその通りにいくとは限らないんですが、もちろんその時点で自チームで試合に出続けてコンディションを保っていること。
今回は6月じゃなくて11月後半という特殊な期間での大会ではあるので、またちょっと違った準備の仕方にはなるかなと。個人的にはそこまでに良いパフォーマンスを続けて、コンディションが良い状態で臨めるようにしたいなと思っています。
非常に準備期間が短いので、(代表が)事前にどれだけ(の準備が)できるかという情報は僕は分からないですけど、いつものような感じにはならないんだろうなと。なので一つ一つの代表活動をチームとして大事にしていくことが必要かなと思います。
――本大会では柴崎岳のスペシャリティが必要になるかも。自分の特別な能力をどう考えている?
どうですかね(苦笑)。それは周りの方が個人的に発信してくれる分には別に構いません。
個人的には、常にやってきている部分を出していきたいなと思います。特別なことをしようとは全然思ってない。練習でやってきているものが試合で出ると思っているので。
どれだけ日常から練習の中でいろんな想定をしながらコンディションを持っていけるかというのが大事かなと思います。
――ロシアのあの場に立ったからこそ見えたもの、生かせるものとは?
(ワールドカップは)アジア予選とはまた打って変わって、世界の強豪国しか集まらない特殊な大会。
前大会も予選(グループステージ)は相当厳しいというか、突破的できなくてもおかしくないくらいのグループに入りました。突破できたのは本当に少ないチャンスだったりとか可能性をモノにしたからベスト16で試合をできたというところもあります。
「本当に厳しい戦いがそこにあるんだ」というのを自覚するとともに、チームのオンザピッチの部分はもちろん大事ですけど、オフザピッチの部分でのチームマネジメントというのも大事になってくると思います。
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チームの勢いだったりとかコミュニケーション、一個一個の日々の空気感だったりとかが試合に影響する部分もあるので。
ピッチの上だけではなく、ピッチ外も一つの戦い、自分たちとの戦いという部分も含めてこれからも代表期間を過ごしていければいいなと思います。