――川﨑颯太選手のゴールは、まるで「長身ストライカーかセンターバックか?」というようなヘディングでした。

川﨑選手がヘディングで!というだけではなく、上から叩いていましたからね。それは意図したシュートだったと思います。

だからこそキーパーの手が届かないところに入ったというゴールですよね。ボールの落下地点とジャンプ力を考えて、ゴールを決めるために叩く。たまたまのものではないですよね。

会場も「まさか!」という雰囲気はありましたね。あれほど高さのある選手がいる中でのものですから。川﨑選手の準備とゴールに向かう姿勢が、サンガに分がある状況を作ったと思います。

――水曜日の札幌戦は番組の放送前に終わってしまうんですが、17日には柏レイソル戦ですね。千葉県松戸市出身の原さんにとっては、地元に一番近いクラブではないですか?

憧れの北嶋秀朗さんが柏レイソルに入った時には、実家から自転車でスタジアムまで行きましたね!とても思い入れがあります。

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今も柏に所属している大谷秀和選手は小学校の頃からのライバルです。国体の千葉県選抜でも一緒でした。ポジションは違いますが、同じサッカー人として「タニが頑張ってるから僕も頑張りたい」という存在でした。

彼は中学校からレイソル一筋で、クラブの顔でもありますよね。そのプレッシャーの中で戦っているというのは、本当に尊敬しかないですよ。

――今年の柏レイソルはどんな印象ですか?

前線の選手たちの生きがいいですね。ネルシーニョ監督の堅い守備に加えて、ポジショナルサッカーでしっかりとビルドアップしています。どんな選手が入っても、あるいは誰かが抜けても、うまくフィットしたレイソルのサッカーができると感じますね。

お互いに若手が生き生きとしているチームで、注目を集めています。その中で京都は結果に繋げていければなと感じますね。

――ではガンバ大阪戦とサガン鳥栖戦、「原的MVP」を選んでいただけますか?

ガンバ大阪戦は、まずウタカ選手…と言いたいところなんですけれども、本当によく粘って守ってくれたというところで、上福元選手をMVPにしたいですね。

若原選手も含めて誰が出てもおかしくない状況で、しっかりとピッチで結果を出す。本当にチームのために頑張っているので、ガンバ戦は上福元選手にさせていただきます。

――サガン鳥栖戦はMVPがたくさんいそうですね!

そうなんですよね、一人を選べないですけども。どの試合も輝いていますが、本当に白井康介選手のパワーと走力はすごい。今年は特にいいと思うんですけれども…。まあ…ピーター・ウタカ選手ですね(笑)。

白井選手も本当にMVPにふさわしいくらいのエネルギーを与えてくれているんですが、結果という部分で圧巻のウタカ選手をMVPにしたいですね。