5月1日に病気のためこの世を去ったイヴィチャ・オシム氏。かつてジェフユナイテッド市原・千葉と日本代表を指揮し、標榜した「走るサッカー」で一時代を築いた。

今回は、そのイヴィチャ・オシム監督に愛された愛弟子たち「オシム・チルドレン」を振り返ってみよう。

阿部勇樹

ジェフ市原のユースで育成され、16歳でJリーグにデビューを果たした天才MF。もともとは「千葉のベッカム」「アベッカム」と呼ばれるほどのフリーキックなどで話題になっていたが、オシム監督の下で「2度目の才能開花」をした。

若くしてキャプテンを任されたことで精神的な成長をし、守備的なプレーに磨きをかけ、セットプレーではターゲット側にも。様々なことを万能にこなせるユーティリティ性を手にし、日本代表にも定着した。