――ボール回しでは声を出さずに手で指示していた。遠慮してる?
あんまり(声で)呼んで相手にバレたくないんで。(なので)手とかでやっているかと思う。癖なので自分では全然分かんないんですけど。
ただ日頃チーム(札幌)でやってたら声を出さんでも見てもらえるんですけど、今日ゲーム形式のトレーニングやってて、当たり前ですけどあんまりそうじゃなかった。
明日はもっと声を出して要求せな見てもらわれへんなって。そこを改善してやっていこうかなって今(質問されて)思いました(笑)。
――大岩剛監督のミーティングで印象に残っていることは?
代表を通しての自覚や責任感、この代表のユニフォームや練習着に袖を通す覚悟は持たなアカンなっていうのは聞いてて感じました。
ただ一人のサッカー選手として意識することだったりやるべきことは、チームでも代表でもそこまで変わらないかなって。真剣にサッカーと向き合ってやっていくことが大事なのかなって思いました。
――公式戦6ゴール。今回呼ばれる自信はあった?
まだ6点“しか”取ってないんで。呼ばれんくても全然不思議じゃないなっていうのはありました。
でも自分の特徴は(札幌で)見せられてる。それを評価してもらえれば呼ばれる可能性はあるかなって。(なので)選ばれたって聞いた時は、「あ、やっぱ見てくれてんねんなー」って。
自分のストロングのところは、あんまり持ってる人が少ないモノだと思う。それは自分もこれからの自分に期待している部分はあって。なんでそういうところを評価してもらえたっていうのはすごく嬉しいです。
――ストロングを見せられている理由は?
今年のルヴァンカップ、アウェイでの柏レイソル戦(中島は頭で2ゴール)は自分のターニングポイントになったかなって思った試合です。
ヘディングの高さや精度っていうのは高校生の時からずっとやってきました。それを短い時間、タフな試合の中で安定して出せている。
メンタルや技術的なところ、体のコンディションも(含めて)今年はある程度は見せられてるかなって。そういうところは「ええな」って思ってます。
――母校の国見高校でどんな指導を受けてた?
ヘディングはもともと自信がありました。身長が高くて、身体能力も高いんで、上(空中)で止まれて、人より高く浮かべるっていうところは。
(なので)いかにヘディングできる確率を増やすか。入るタイミングだったり入る場所っていうのは、高校時代に監督だったり総監督からいろいろアドバイスはもらいました。
あと朝練だったり夜の練習後にもヘディング練習に付き合ってくれた、クロスを上げてくれた仲間たちにすごく感謝してます。
――パリ五輪の世代。五輪の思い出やこだわりは?
あんまりなくて(笑)。オリンピックはすごい大会だなって思うんですけど、ちっちゃい時からそんなに意識してたかって言われるとそうじゃなかったんです。
(でも)学校で勉強しとっても、すごい昔から行われている大会、歴史ある大会だと思う。そこに出られたらいいなって思いますし、そこに出て日本の国民の皆さんを喜ばせることができたら一人の日本人として素晴らしいことだなって。
(なので)今はオリンピックに出て優勝したいなっていうのは思ってます。