アーセナルはクリスタル・パレスとのプレミアリーグ開幕戦に0-2で勝利した。
ただ、MFトーマス・パーテイがボールタッチの度にブーイングを浴び続けた。また、試合前にはセルハースト・パークの上空に「性犯罪者をピッチから追い出せ」というバナーが飛ばされた。
『The Athletic』によれば、このバナーは女性に対する暴力への抗議としてフェミニスト団体が企画したものだという。また、クラブに率先的な行動をとってほしいという考えを持つアーセナルのファンが費用を支払ったという。
生涯のアーセナルファンだというマイキー・フランクリンさんは、その意図についてこう説明している。
「女性に対して暴力を振るう者は誰であろうと責任を負わなければいけない。
その選手がチームの成功にとってどれほど重要なのかは関係ない。
性暴力はいたるところにある問題だが、プレミアリーグにおけるアーセナルの重要性を考えれば、彼らには手本を示して欲しい」
法的な理由から氏名は公表されないが、プレミアリーグでプレーする代表選手が性犯罪容疑で逮捕されていたことが7月に明らかになった。
当該選手は容疑を否認しており、警察当局は3件の容疑のうち1件については捜査を打ち切り、不起訴が決定。所属クラブは、状況に変化がない限り、当該選手は開幕戦に出場できるとしていた。