先述の通り、ポルトガルでストライプは珍しいデザイン。過去にはサプライヤーがadidas時代にタスキ掛けの3本線デザインを採用したことがありましたが、シンプルな縦ストライプは初登場だったと思います。
この2色のストライプはポルトガルのチームカラーであり、国旗の色ですね。
ポルトガル国旗の赤は「大航海時代の勇気ある英雄の血」で、緑は「未来への希望」の意味だとか(色の意味には諸説あるようです)。
丸い図柄は航海術と航海航路の発見を表す天球儀。その中に配する“5つの青い盾”を描く紋章は、代表チームの十字エンブレムにも描かれています。
ポルトガルの建国に由来するという5つの青い盾は重要な存在。キットカラー(主に差し色)にたびたび青が使われる理由の一つかと思います。
ちなみに青は、1095年から1143年まで使われた「ポルトゥカーレ王朝ポルトガル王国」の国旗から登場している歴史ある色だったりします。
キットカラーにしてもエンブレムにしても国家の歴史を感じるポルトガルのユニフォーム。“歴史の重み”という言葉が浮かぶ一着です。
そんなポルトガルのユニフォーム。「Qoly × LFB Vintage」で新品が入手可能です。