次節の結果次第では自動昇格も……
長丁場のリーグ戦も残り5試合となり、J1自動昇格圏内となる2位・横浜FCとの勝ち点差は5。厳しいとはいえ、数字的には十分逆転可能であり、ここから1試合も落とせない戦いが続く。
一つひとつの試合が大切になるなかで、特に重要視しなければならないのが、次節、9月25日(日)にホームのシティライトスタジアムで行われるベガルタ仙台戦(4位)だ。今月6日に元ジュビロ磐田の伊藤彰監督を招聘し、目標とするJ1復帰へ向けて大きなアクションを起こした仙台は、J2トップクラスの攻撃力を誇る。
37節を終えて34失点(リーグ3位)の堅守を武器とする岡山としては、先制を許す展開は避けたいところ。まずは守備から入り、得意とするセットプレー&ロングスローを軸にゴールへ迫りたい。
「J STATS」によれば、仙台は後半0~15分または30~45分に失点が多いというデータがあるだけに、基本形の3-5-2ではなく、より守備に重きを置いた3-4-2-1を採用し、後半にチアゴ・アウベスを投入して試合を決めにいくプランもあり得そうだ。古巣対決となる木山監督の采配にも注目が集まる。
なお、2位の横浜FCは、ラスト5試合でV・ファーレン長崎、大分トリニータ、ロアッソ熊本といった昇格争いを展開中のクラブと多く対戦する。次節の仙台戦次第では、岡山の自動昇格の可能性が現実味を帯びてくるだろう。
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ここからは気候的にも走りやすい季節となるだけに、ハードワークを基調とする岡山にとっては追い風となる。
着実に増えた戦術的な引き出しと持ち味の堅守を活かし、自動昇格となる2位以内に入ることができるか。あるいは、6位以内に入り、J1参入プレーオフを勝ち抜いて昇格の切符を手にすることができるか。残り少なくなったリーグ戦のゆくえを注視していきたい。