サッカーの王国ブラジル。今週末に全国選手権1部(1部リーグ)が開幕を迎えるが、それを前に各地で州選手権のチャンピオンが決まっている。
サンパウロ州選手権を制したのは名門パウメイラス。2020年からチームを指揮してきたのが、ポルトガル人のアベウ・フェレイラ監督だ。
『Terra』によれば、44歳の同監督は、ブラジル国内の試合数の多さについてこう話していたそう。
「私は髪が薄くなり、髭には白髪が増えた。
不整脈もあり、心臓の追加検査を受けなければいけなかった。
1カ月に9試合は人間のやることではない。
(ブラジルサッカー界は)それを変えなければいけない。
試合数を減らさなければいけない、人間らしいサッカーに。
金が全てではない。いいものなら、試合数が少なくても、人々は金を払うはずだ」
パウメイラスは4月に州選手権、コパ・リベルタドーレス、全国選手権、国内カップ戦など9試合を戦わなければいけない。試合数の多さが心労にもつながっているようだ。
フェレイラ監督は「妻から薄毛になったし、白髪と白髭が増えたと言われた。彼女がこれ以上続けさせてくれるか分からない」とも話していたという。