――幼少期に足の手術をしたと聞きました。詳細を教えてください。
(高吉の足の異常は)先天性多合趾症(センテンセイタゴウシショウ)というんですけど、普通は多指症と言ってきれいに6本指が生えているんですよ。
自分は親指ほどの大きさの指がもう1本(枝分かれするような形で)生えていて、(足の指の)爪が割れて合体していた。
それで(片足に)1本あって、生まれて間もないときに(両足から1本ずつ)切断しました。
――サッカーをプレーするときは常に足が痛かったのでしょうか。
(プレーキャリアの)最初の方は、はけるスパイクがありました。ただ新しい(デザインの)スパイクの足幅がだんだん狭くなっていって、はけるスパイクが少なくなっていきました。
中学生まではギリギリはけていたんですけど、高校生ぐらいから新品のスパイクをはけなくて…。
高校はプーマさんをはいていたんですけど、(新しいデザインが出ると)幅が狭くなってきちゃって、スパイク選びが大変になりました。
――川崎U-18はプーマのスパイクをはきますもんね。サッカーをプレーする上で対策などはしていましたか。
途中で指と指がくっついて痛くなっちゃって…。5本指に分かれた5本指ソックスをはきました。
それから(5本指)ソックスの上からソックスをはこうとなって、そこから5本指ソックスとソックスをはいていました。
それで痛みは少し緩和されました。5本指ソックスにしてから指当たりはなくなったので結構良かったです。ただ小さい痛みはありました。