DMF:ミケル・アランブル
現在:指導者、スカウト(レアル・ソシエダ)
レアル・ソシエダの「ワン・クラブ・マン」であるミケル・アランブル。ユースから18歳でトップチームに昇格し、Bチームでの修業を経て4年目からレギュラーに定着した。
クラシカルなディフェンシブハーフとして堅実な働きを行い、若きシャビ・アロンソをサポート。2002-03シーズンの成功に欠かせない選手であった。2005年には大きな怪我を負って選手生命も危ぶまれたが復活し、2部に降格したあともチームを支え、キャプテンとして1部復帰に貢献している。
静かな性格であるため引退後はほとんど顔を見せていないが、レアル・ソシエダで子供のスカウトを担当しているほか、他のチームで指導も行っているとのこと。
DMF:シャビ・アロンソ
現在:指導者
語る必要もない世界的レジェンドのシャビ・アロンソ。このレアル・ソシエダで兄ミケル・アロンソとともにデビューし、すぐにそのビジョンとパスで大きな話題を集めた。
2004年にリヴァプールへと移籍してさらに評価を高め、レアル・マドリー、バイエルンでもプレー。スペイン代表でも114試合でプレーし、数多くのタイトルを獲得した。
引退後は指導者になり、2018年にライセンスを獲得した後レアル・マドリーのU-14でコーチを務めた。そして2019年にレアル・ソシエダのBチームで監督に就任し、59年ぶりとなる2部への昇格を成功させたあとに退任。現在はレヴァークーゼンで監督を務めている。
右SH:ヴァレリー・カルピン
現在:指導者(ロシア代表、ロストフ監督)
ロシア代表の名ウインガーであるカルピン。モストヴォイとともに1990年代から2000年代初頭の名選手として評価されている。レアル・ソシエダには2回所属しており、最初は1994~96年、2度目が2002~05年だ。
豪快なドリブルや溢れる闘争心を武器に活躍を見せたアタッカーであり、2002年のワールドカップでは日本代表と対戦したため、知名度も非常に高い選手だ。
引退後は解説者を務めつつ、ミチェル・サルガドとともに自転車ロードレースのチームを立ち上げたりと珍しい活動も。現在は監督としてロシア代表とロストフを兼任で指揮している。
左SH:ハビエル・デ・ペドロ
現在:指導者
90年代から2000年代にかけて「名レフティ」の名を恣にしたデ・ペドロ。レアル・ソシエダの下部組織で育ち、1992年から2004年まで長くチームを支えた選手だ。決して身体的な能力には優れていなかったものの、正確なクロスやフリーキック、そして電撃のようなシュートを持っていた。
退団後はブラックバーン・ローヴァーズでプレミアリーグに挑戦したが全く活躍できず、ペルージャやヨテボリ、エルゴテリス、ブルゴス、ヴェラと徐々に下部リーグへと転落し、2008年に現役を引退した。
引退後は指導者となって下部リーグのクラブで活動。2018年には元妻へのDVと嫌がらせ行為で逮捕されるという事件も。