なぜおこしやす京都ACはここまで苦しむことになっているのか。今季FC神楽しまねから加入して中心選手となっているMF山本蓮は、今季の戦いを振り返って以下のように話していた。
山本蓮
「形はだんだん良くはなっているんですけど、最後の詰めというところ、決定力という点がまだ高くないと思います。そこまでちゃんと崩しきれてはいないというか…まだ弱いところがあります。
まだ1試合残っているので、そこでは決定機を決めきれるように持っていければ…もっといいチームになれると思います。
もちろん残留に向けては最後は勝つしかない。他力にはなるんですが、それしかないです。決定力のところは上げられると思うので、突き詰めてやっていきたいです。
サポーターのみなさんが遠くまで応援に来てくださっていることはわかっていますし、その中で結果を出せていないことは不甲斐なく思っています。その中で自分はずっと試合に出続けているので、結果が出ないことには責任を感じています。
その気持ちを最後の試合にぶつけられたら良いなと思っています」
ボールは持つことができるが、崩し切るところまでは行かず、決定的な場面を決めきれない。それを表すように13試合で12ゴールという寂しい数字になっており、勝つべきところで3ポイントが取れなかった。
かつては関西サッカーリーグのみならず全国の地域リーグでも有数の強豪として知られたおこしやす京都ACであるが、大きな変化がもたらされたチームが「産みの苦しみ」に直面している。
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果たしておこしやす京都ACは降格を逃れることができるのか。最終節は6位の守山侍2000との直接対決であり、残留のためには勝利した上でFC BASARA HYOGOが引き分け以下に終わらなければならない。
吉武博文監督はこのクラブ最大の危機を乗り越えられるのか。おこしやす京都AC対守山侍2000の試合は、9月18日の午後2時からたけびしスタジアム京都でキックオフされる。