元日本代表MF鈴木啓太が運営している公式Youtubeチャンネルに、今季限りで現役を引退した柏木陽介が出演。
30日に公開された第4回のインタビューでは、この冬に柏木陽介が現役を引退することを決断した理由について語られていた。
柏木「身体は常にどこかが痛い。試合は動けるけど90分は保たない。フルでやると身体が怖い、というのが大きかったですね。
ただ1番の理由は…『現代のサッカーが全然面白くない』とずっと思っていて。上手い選手も増えてるんですけど、フィジカル重視、フィジカル重視で。
僕はつながりがあるアイデアを持ったプレーがすごく好きだった。見ているのも好きだった。特にカテゴリーが下がれば下がるほどフィジカルがより重視されていって、『自分がここで生きる術はない』と。
自分がFC岐阜での3年間で伝えられることは伝えたつもりなので、あとは自分たちがどうするか。そういう問題のところは伝えきったと思うので、『もういいかな』と」
また、引退後のプランについては「FC岐阜のために尽力したい」という構想を明かしている。
柏木「僕は本当に岐阜に救われた、岐阜に導かれたと思っています。なのでFC岐阜のため、岐阜県を盛り上げるために尽力したいというのがひとつ。
世の中に必要なことを自分の仕事にしたいと思っているので、子どもたちに『将来こういう人になって欲しい』というのを伝えられる環境を作れたらいいなと。
岐阜ならではの自然を生かしたこともできるんじゃないかと。子どもたちの能力を伸ばすのは自然の中だと思っているので」
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テクニックとゲームメイクを武器にしていた柏木陽介は、現代のサッカーがどんどんフィジカル重視になっていることを感じ、自分が生きる場所はもう存在しないと思っていたという。