12日に開幕を迎えるAFCアジアカップ2023。日本代表は14日にベトナムとの初戦に臨む予定となっている。
それを前に、ベトナムの現地メディアである『Z News』は「三笘薫や久保建英が負傷しているが、日本代表にはまだまだトップクラスの選手が多く在籍している」と書くとともに、4人の注目選手をピックアップしていた。
「伊東純也は日本における学生サッカーが産んだスターだ。短期間で劇的に成長を見せた。行動範囲が広く攻撃的なミッドフィルダーで、スピードとテクニックが高く、突然印象的な違いを作ることができる。FIFAはスタッド・ランスでプレーしている彼がアジアで最高のスピードを持っていると信じている。
リヴァプールでの困難な時間を経て、南野拓実は状況を自らの手で好転させようとしている。今季はリーグアンで5ゴール4アシストを記録し、モナコを3位に浮上させることに貢献した。2015年から代表でプレーし、52試合で18ゴールという成績だ。28歳になった彼も依然として森保監督の手の内にある重要な選手である。
堂安律はベトナムのサッカーファンには良く知られている。2022年のワールドカップでは非常に素晴らしいプレーをし、ドイツとスペインに勝つために大きな貢献をした。それを思い出してほしい。2019年アジアカップの準々決勝では、彼がPKを獲得してベトナムを1-0と破った。テクニック、スピード、フィジカルを兼ね備える。
そして浅野拓磨は若くしてキャリアを伸ばした選手で、2016年にはアーセナルに加入した。イングランドでは成功しなかったものの、今もアジアではトップストライカーで、ドイツ・ブンデスリーガのボーフムで輝き続けている。彼はベトナム相手に問題を引き起こせるだけの品格と経験を持っており、森保監督にとってはまるで袖に隠したナイフのように戦略的なカードでもある」
かつて日本代表監督を務めたフィリップ・トルシエ氏が率いるベトナム。現在10連勝中のサムライブルーにとっては勝って当然のように予想される相手であるが、大会の初戦は難しくなるもの。日本はきっちりと勝利をおさめることができるだろうか。
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