17日、Jリーグの開幕を告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2024」が東京・国立競技場で開催され、天皇杯王者の川崎フロンターレがJ1王者ヴィッセル神戸に1-0で勝利した。

ACLで山東泰山と連戦中の川崎はこの試合、大胆なターンオーバーを敢行。13日の中国での一戦からスタメンを全員入れ替え、新加入選手5人が先発というフレッシュなメンバーになった。

対する神戸はリーグ連覇に向けてオフに精力的な補強を行ってきたが、今季初戦となるスーパーカップは昨季をベースにしたスタメンで臨んできた。

試合は、受けて立つ姿勢の神戸に技術と局面での崩しが持ち味の川崎が挑む図式。21分に神戸の井出遥也が負傷交代するアクシデントがあり、代わりに入ってきた宮代大聖には古巣・川崎のサポーターから大きなブーイングが飛んだ。

お互いにチャンスを作りつつ迎えた後半、川崎は48分に右サイドでフリーキックを獲得。瀬古樹の蹴った鋭いボールがこぼれ、山口蛍がクリアしたボールを足に当てたファンウェルメスケルケン際の移籍後初ゴールにより川崎が先制する。

日本人ながらJリーグ初上陸のファンウェルメスケルケンはこれが記念すべき日本でのプロ初ゴールとなった。

思わぬ形で先制された神戸は、サイドを起点に反撃。しかしファイナルサードでのアイデアと迫力を欠きなかなか決定機を作り出せない。

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結局次のゴールは最後まで生まれず、52,142人の観衆が詰めかけた一戦は完全ターンオーバーの川崎が制し、3年ぶり3度目のスーパーカップ制覇を達成した。

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