「サッカーはよりエリート主義的なものになりつつある。(2026年W杯は)3カ国で開催されることで、ファンが自国をフォローすることが難しくなっている。

サッカーとは何か、そしてサッカーを実際に作っているのは誰なのか。それは毎週末に僕らを追いかけ、僕らのことを見ている人々だ。

(サッカーは)かつてあったものから遠ざかっている。サッカーもあらゆる産業と同じように、社会の変化に対応できるように近代化する必要があることは理解している。でも、時にはそこまでできないこともある。

僕らは年齢を重ねるにつれて、自分の意見を言えるようになると感じている。サッカー選手だけでなく、自分たちが持つ影響力を使うことが大事。

多くの人、特に男性は、ミスについて語りたがらないことがある。偽善者と呼ばれるのが恐かったり、育ち方や教育法のせいで違う意見を持っていたかもしれないからね。変わりたくない人間は、そういう人を指差して偽善者だと呼ぶ。彼らは数年前まで一方的だった者が違う人間になっているはずがないと思っているからね。

自分にもそういうことがたくさんあった。サステナブルを話している自分もかつては服を爆買いしていたけれど、いまもそうしたいということではない。少しの間違いも受け入れない社会に生きていると、自分をさらけ出すことが難しくなる。

(こういうことを言うとサッカーに集中しろと批判されるが)プレイステーションで遊んだり、スーパーカーに乗ったり、酔っぱらったりしても何も言われない。でも、ボルハ・イグレシアスがネイルを塗ったり、僕がファッションショーに行くと、疑問が投げかけられる。

(ベティスは)毎週末に6万人がスタジアムに足を運び、欧州をプレーしているチーム。スペインのビッグクラブのなかで、ベティスは模範を示している。クラブがどのようにファン層に影響を与えて行動を促しているのかをとても誇りに思っている」

驚くべき筋肉をつけたサッカー選手10名、その「変化」を見る

ヴィーガンでもあるベジェリンは、自宅から自転車通勤をしており、リサイクルや公共交通機関の利用を重視し、買い物をする際には(本当に必要かを)入念に検討するという。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手