17日に行われた「FUJIFILM SUPER CUP 2024」を制した川崎フロンターレ。

ACLのアウェイ山東泰山から中3日ということもあり、スタメン11人を全員入れ替えて臨んだ一戦で、昨季のJ1王者ヴィッセル神戸を破り層の厚さを見せつけた。

1-0の決勝点を決めたのは、この冬オランダ1部NECから加入したファンウェルメスケルケン際だった。

29歳のファンウェルメスケルケンだが、高校卒業後に単身オランダへ渡ったため、プロとして日本でプレーをするのは初めて。記念すべきデビュー戦でゴールを決め鮮烈な印象を残した。

「まずタイトルを獲ることだけを考え臨みました。シーズンの初めにこういったタイトルを獲れるチャンスはなかなかないことなので、今シーズンを良いものにするためにも、絶対に勝ちたかったので、結果がついてきてよかったです」と試合を振り返ったファンウェルメスケルケン。

得点シーンについては「こぼれ球を狙っていたので、転がってきてくれたのはうれしかったです。運もありましたが、結果的にしっかりゴールを取れたので本当にうれしかったです。そしてそれをチームメイト全員でシェアできたのでよかったです」と語っていた。

山口蛍のクリアをブロックする形でのゴールだったが、ファンウェルメスケルケンは感情を爆発。一目散にベンチへ駆け寄り選手や監督、スタッフたちと喜びを分かち合った。

「本当にデビュー戦が、国立でタイトルがかかっている状況というのはたぶん見渡してもほぼ起きえないことなので、家族を含め色々な方が見に来てくれていました。その前でゴールを含め、タイトルを獲れたことは本当にうれしく思います」

このオフに多くの選手が入れ替わった川崎。山根視来(LAギャラクシー)や登里享平(セレッソ大阪)など実績のある選手たちが移籍したことで心配する声もあったが、“新しいフロンターレ”の幕開けを告げるかのようなこの日の戦いぶり、そして“29歳のルーキー”によるゴールだったと言える。

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「本当にフロンターレにいる選手たちはみんな質が高い選手ですし、日々の練習から100…120%でやっているので、その中でメンバーを変えてもこれだけできるというのは、たぶん鬼木監督も含めいい収穫だったと思います。みんな選手たちは気を引き締めて毎日過ごしているので、この勢いのままリーグ戦、ACLと行ければいいと思います」

公式戦連勝スタートを飾った川崎は、中2日で迎える次戦、20日(火)にACL山東泰山とのホームゲームに臨む。

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