そうしたなか、『The Athletic』は「リヴァプールが1600万ポンド(30億円)のバーゲン価格で獲得した遠藤航は、モイセス・カイセドの存在を忘れさせた」と伝えていた。

昨夏、リヴァプールは守備的MFを獲得する必要があったが、カイセドもロメオ・ラヴィアもチェルシー移籍を選択。その結果、ファーストチョイスではなかった30歳の遠藤を獲得するに至ったが、それは大成功だったとのこと。

「リヴァプールの遅咲き選手である遠藤は移籍以降、全ての期待を裏切る活躍を見せている。日曜、この日本代表はプレミアリーグ移籍の夢を実現させるうえで極めて重要な役割を果たした男(カイセド)と対峙する。もし、昨夏にカイセドが1.11億ポンド(211億円)というリヴァプール史上最高額のオファーを受け入れていたら、遠藤はまだブンデスリーガでプレーしていただろ。

だが、カイセドはチェルシーを選び、移籍金5300万ポンド(100億円)のラヴィアも同じ選択をした後、リヴァプールは長年評価していた守備的MFに目を向けることになった。遠藤をパニックバイと見る向きもあったが、リヴァプール上層部は決してそのようには見ていなかった。彼を短期的存在と見ていない証拠に4年契約を手渡した。憶測が飛び交ったものの、別の守備的MFを獲得する可能性は一切なかった。

半年が経過し、状況はどう変わっただろうか。チェルシーは移籍市場での“高額2冠”に歓喜したが、それはとっくの昔に静まり返った。リーグ首位に立つクロップのリヴァプールから勝点差25も引き離されているのだ(現在10位)。

カイセドが移籍金に見合う活躍をするのに苦労している一方、7分の1の値段だった遠藤はリヴァプールに支出をはるかに上回るものをもたらしている。ラヴィアも怪我のためにわずか1試合にしか出場できていない」

ウェンブリーで実現するであろう遠藤とカイセドとの対戦に現地も注目しているようだ。

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同紙は「遠藤はウェンブリーで高額選手たちに囲まれるだろうが、問題の完璧な解決策を見つけるために莫大な金を支払う必要はないことを証明している」とも伝えているが、どんな結末になるだろうか。

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