ゲームの流れを自分たちに持ってくることができなかった後半。

「3点目を取れるチャンスもありましたけど、チーム全体がクローズのイメージを持っていたと思いますが…あたふたしてしまいましたね。相手は1人退場しているにもかかわらず」と振り返った城福監督。終盤の失点が止まらない要因については以下のように語った。

「このチームはやはり選手層を厚くしていかないといけないと痛感しています。選手が変わったら落ち着きがなくなるというような状況を変えていかないと…ゲームの終盤で我々が痛い思いをするということを繰り返しています。そこを上げていくのは、私の手腕が問われているところかなと思っています」

63歳の指揮官は他にも「(選手たちが)本当の意味で出し切ったかという点で言うと、出し切らせることを、自分ができなかった。そう思わないとおそらく次に引きずってしまうと思うので、僕の力が未熟だったということで、まだ成長しなければいけないと思います」と吐露するなど、憔悴した様子で自らの力不足を悔いていた。

昇格プレーオフを勝ち抜き、“20番目のチーム”として16年ぶりにJ1へ復帰した東京V。ここまで1勝5分2敗という成績は決して悪くないが、成長途上のチームであることが改めてはっきりしたダービーマッチだったと言える。

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東京Vは来週、17日(水)のルヴァンカップで鹿児島ユナイテッドFC、週末20日(土)のJ1第9節では川崎フロンターレといずれもアウェイで対戦する。

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