先週末に行なわれたAFCチャンピオンズリーグの準決勝ファーストレグで、横浜F・マリノスを相手に1-0と勝利を収めた蔚山現代(韓国)。

クラブはこれによってAFCのポイントを加え、2025年に行われる予定のFIFAクラブワールドカップへの出場権を獲得するなど、大きな勝利となった。

その横浜F・マリノスとの試合でゴールを決めたのが、蔚山現代のエース的なアタッカーであるイ・ドンギョン。

今季のKリーグでは開幕から7試合で6ゴール4アシストを記録しており、AFCチャンピオンズリーグでも1ゴール1アシスト。いま国内で最高の結果を残している選手の1人だ。

しかしながら、そのイ・ドンギョンは24日に行なわれる横浜F・マリノス戦が蔚山現代での「最後の試合」となる。

韓国では原則的にすべての男性に対して兵役の義務が課せられており、19歳から満30歳を迎えるまでに2年ほどの軍事訓練を受けなければならない。

そしてイ・ドンギョンは今月29日から韓国軍への入隊が決まっており、この横浜F・マリノス戦が蔚山現代での最後の試合となる。

原則的にはすでに兵役のスケジュールが決まっていた場合出国が不可能になるが、イ・ドンギョンは兵務庁から特別な許可を受けて横浜F・マリノス戦に挑むことを許されたという。

イ・ドンギョンは軍のサッカークラブである金泉尚武FCに入隊することが決定しているため選手としての活動は続くものの、蔚山現代のプレーヤーとしてAFCチャンピオンズリーグ決勝やクラブワールドカップに出場することはできない。

『イルグァンスポーツ』によれば、イ・ドンギョンは「昨年は怪我もあって苦しかった。入隊まで残された時間でチームに多くの助けを与えて去りたいという気持ちが大きいんだ」と語っていたという。

Jリーグから世界へ!韓国代表の「歴代最高レジェンド」トップ6

1点のビハインドを背負ってホームでの試合を迎える横浜F・マリノスは、並々ならぬ思いで挑むイ・ドンギョンを止めることができるだろうか。

AFCチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグの横浜F・マリノス対蔚山現代は19時からキックオフ。『DAZN』で配信される予定だ。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい