WEリーグは25日、アジアサッカー連盟(AFC)よりAFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournamentの決勝戦を日本で開催する決定が正式に下りたと発表した。

この大会は、アジアNo.1の女子クラブを決定するAFC Women’s Champions League 2024のプレ大会として昨年より開催。ところが、決勝進出2チームが決まっていたにもかかわらず、今年3月にAFCより突如決勝を行わない通達がなされていた。

この通達を受け、WEリーグは三菱重工浦和レッズレディースとともに、試合を行わない判断の説明、ならびに決勝開催の再考を依頼するレターを日本サッカー協会(JFA)を通じ、AFCへ提出。その結果、AFC、JFA、WEリーグ、三菱重工浦和レッズレディース、そしてもう一つの決勝進出チームである韓国王者の仁川現代製鉄レッドエンジェルズおよび大韓サッカー協会(KFA)で協議をする機会を得ていた。

その場で改めてAFCが決勝実施の方向で再考することとなり、JFAと三菱重工浦和レッズレディース、KFAと仁川現代製鉄レッドエンジェルズに同試合への参加、およびホスト開催の意思があるかを確認。JFA、三菱重工浦和レッズレディース、WEリーグは協議のうえ、参加する意志と併せ、ホスト国として手を上げたことにより今回、正式に決勝の開催が決定したという。

以下はWEリーグの髙田春奈チェアのコメント。

「世界の女子サッカーが発展していく中、アジアにおいても女子のチャンピオンズリーグが2024-25シーズンから正式に始まることが決定しています。その中で、AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournamentは非常に重要な位置づけであり、それを成功させるために日本を代表して三菱重工浦和レッズレディースさんが予選を戦っていました。

決勝がいったん白紙になったことに驚きつつも、AFC、対戦相手である仁川現代製鉄レッドエンジェルズさん、大韓サッカー協会、そしてJFA、三菱重工浦和レッズレディースさんと協議を重ね、この度、決勝開催の運びとなりました。

女子サッカーの発展の過程に困難はたびたび訪れますが、どんな時もその価値を信じて、諦めずに関係各所が手を携えていくことが重要であり、この大会の成立も一つのチャレンジだったと思います。まずはこの大会を成功させるべく、関係各所と共に準備を進め、これからもアジアの女子サッカーをけん引して行く存在としてWEリーグの強さを示していけるよう、クラブの皆様と邁進してまいります」

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三菱重工浦和レッズレディースvs仁川現代製鉄レッドエンジェルズの決勝戦は、5月10日(金)18時より浦和駒場スタジアムで開催。チケット販売概要については、決まり次第、三菱重工浦和レッズレディースより発表される。

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