U-17日本女子代表は10日、U17女子アジアカップのグループステージ第2戦でオーストラリアと対戦し、4-1で快勝。2連勝で準決勝進出を決めた。
7日の初戦ではタイに4-0で勝利した日本。勝てばグループステージ突破が決まる第2戦でも3分、ロングパスを受けた佐藤ももサロワンウエキ(大商学園高)が見事な胸トラップからの反転で抜け出し、落ち着いた左足のフィニッシュでゴールネットを揺らす。
佐藤のスーパーゴールで先制した日本は、10分にも左サイドから菊地花奈(マイナビ仙台レディースユース)が入れたクロスを再び佐藤が合わせ、開始10分で2点のリードを奪うことに成功。
その後はなかなかチャンスをものにすることができなかったが、65分に眞城美春(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)、81分に平川陽菜(三菱重工浦和レッズレディースユース)が追加点を決めて突き放した。
後半アディショナルタイムにPKでインディアナ・ドス・サントスに1点を返されたものの、盤石の2連勝でベスト4入りを決めている。
「ずっとゴールは狙っていました。あれは自分の形なので、いいボールから決めることができてよかったです」と、圧巻の先制弾を振り返った佐藤。
タイ戦でも津田愛乃音(マイナビ仙台レディースユース)が2ゴールを記録したように今大会、DF(6名)を上回る登録人数のFW(7名)はタレントが非常に豊富だ。
当然ポジション争いも激しいため、佐藤も「やっぱり自分が点を決めて勝つというのがフォワードの役割だと思うので、(次も)それができるように準備したいと思います」と早くも次の試合に目を向けていた。
なでしこジャパン、パリ五輪でメダル獲得の鍵を握る「主力選手」5名
U-17日本女子代表は13日(月)、同じく2連勝の中国と対戦。なお、今大会の上位3チームが10月にドミニカ共和国で開催されるU-17女子ワールドカップの出場権を手にする。